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ドライアイ

目の表面の涙や粘膜異常によって不快感や視機能に影響があらわれる「ドライアイ」。
涙液や角結膜上皮の慢性疾患で、痛みや視力低下をともなって重症化することがあります。

最近ではパソコンやゲームなどで画面を凝視したり、冷暖房のきいた乾燥した室内に長時間いたりする
若者も増加傾向にあります。市販の目薬のみに頼らずに眼科で検査を受けるようにしましょう。

ドライアイ

  • ドライアイのタイプ

    「3人に1人のオフィスワーカーがドライアイ」といわれるほど、ドライアイは身近なものとなりました。
    ドライアイの原因は「涙の異常」によるもので、涙の量が減る“量的な異常”と、涙の性質や涙を保持する
    粘膜が安定しない“質的な異常”の二つに分けられます。

    “量的な異常”は、涙の分泌そのものが少ない状態で「涙液分泌減少型」と呼ばれ、
    比較的中高年の女性にみられます。涙液層に異常があることが多く、重症な場合は免疫疾患で、
    涙腺や唾液線からの分泌が減少する「シェーグレン症候群」があります。

    “質的な異常”では「涙液蒸発過多型」といって、まぶたにあるマイボーム線から分泌される脂の量が
    減って角結膜上皮の涙液を蒸発させてしまう「マイボーム腺機能低下症」があります。
    最近では「BUT短縮型」と呼ばれるタイプ、パソコン作業で画面を凝視したりコンタクトレンズを
    使用している人を中心に、若い世代でも増えてきています。

  • ドライアイかどうかをチェック

    常に目の表面をおおっている涙は、目の表面をカバーする役割があります。 外から侵入する異物や菌などから目を守ったり、栄養や酸素を供給したり、目の表面を乾燥から守ります。 また、目の表面を潤わせることで角膜の表面の凸凹を滑らかな曲面にし、美しい画像をみることもできます。
    ドライアイになっている人は、涙の役割が果たされず涙液や角結膜上皮などの異常によって以下のような症状が現れているかもしれません。

    実際に当てはまる点がないか、下記の項目を一度チェックし、
    心あたりのある人は眼科を受診することをおすすめします。

    □ 10秒間まばたきをせず目を開けていられない
    □ 目が疲れやすいと感じる
    □ 目がゴロゴロして不快感がある
    □ 目がショボショボする
    □ 目が痛い(あるいはかゆい)
    □ 目がかすむ
    □ 朝、目をなかなか開けられない
    □ 光がまぶしく感じる
    □ わけもなく涙が出る
    □ 目が充血する
    □ 目が乾く
    □ 視力が低下した

  • ドライアイの治療の仕方

    ドライアイの治療法として、涙の量を測定するシルマーテストなどで目の状態やドライアイのタイプに
    応じて、点眼治療をおこなうことが一般的です。
    保湿の為のヒアルロン酸入り点眼薬や粘膜の正常化を促すための点眼薬、症状が重い場合では血液が涙の成分と似ているために、採取した自分の血液を点眼する「血清点眼」による治療を行うこともあります。

    ほかには、涙の蒸発を防止する「保護メガネ」、目を遠赤外線などであたためる「温熱療法」や
    「涙点プラグ」を用いた涙を人為的に遮断する治療が、近年では保険適用になりました。
    涙の出口になる涙点に小さなシリコーン製の栓をして涙を貯める治療法は、涙を貯めることが
    減少しているケースに用いられます。

    また、普段からできるドライアイの対策としては、瞬きの回数を意識的に増やしたり、テレビや
    パソコンなどのモニターは低い位置に合わせる、冷暖房のある部屋は加湿器で乾燥を防ぐ、
    目のそばのアイメイクはしないなどがあります。

    市販の目薬の「人工涙液」は、含まれている防腐剤がドライアイを悪化させてしまうことがある為、
    ご使用する際は注意しながらお使いください。