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秋のアンチエイジングケア

穏やかな気候とは裏腹に、肌が老けると言われる秋。夏の紫外線ダメージによる「くすみ」や「シミ」が
目立つ季節だ。しかし、それだけではない。冬に向けて、目元・口元などのかさつきも気になり始める。
確かに肌トラブルがあると、老けて見られがちだ。若々しさを保つには、どうしたら良いだろうか。

肌の色は皮膚を構成する成分自体の色(いわゆる肌色)に加え、皮膚に含まれ健康状態によって
影響を受けるメラニン色素、さらに血液の色が混ざり合うことで出来上がる。
体調不良や肌トラブルは「くすみ」となって現れるが、その原因は老化や肌荒れ、血行不良など
いくつもあるのだ。それぞれ改善方法が違うので、まずは自分の「くすみ」タイプを見極めよう。

秋のアンチエイジングケア

  • 「くすみ」のタイプ

    ・タイプ1「角質肥厚型」
     灰色がかった「くすみ」肌が特徴。肌の新陳代謝が悪く、垢となって剥がれるはずの
     肌表面の層が分厚く残ってしまっている状態。
     余分な角質を取り除く作用のある、ピーリング洗顔料やパックなどがおすすめ。

    ・タイプ2「乾燥型」
     透明感のない肌が特徴。失った水分を補うために、角質が厚くなっている状態。
     ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分が含まれる基礎化粧品でケアしよう。

    ・タイプ3「血行不良型」
     血色が悪く青黒い肌が特徴。睡眠不足などが原因で血行が悪くなり、
     くすんでしまった状態。フェイシャルマッサージをしたり、
     唐辛子に含まれるカプサイシンやキク科のハーブ・カモミールなどの成分で
     血行を促したりすると良い。

    ・タイプ4「糖化型」
     黄色~茶色にくすんだ肌が特徴。肌の中でタンパク質と糖が結びつき、
     褐色のAGEsという成分を作られてしまった状態。
     抗糖化作用のあるカモミールティ、ニンジンや卵、牡蠣などの食材がおすすめ。
     また、血糖値を急増させない食事を心がけるとよい。

    また、「シミ」対策の美白ケアも忘れないでほしい。シミの原因の多くは、メラニン色素を増加させる
    紫外線だ。そのため、日焼け止めは秋も手放せない。メラニンの含まれる分厚くなった皮膚は、
    ピーリング洗顔やマッサージで排出させよう。基礎化粧品などに使われているカモミールの成分も、
    炎症やメラニンの生成を抑える作用が知られている。

  • 秋のケアにぴったりのハーブ

    「くすみ」「シミ」の両方に重宝されるカモミール。この季節は、ぜひ取り入れたい。
    肌のケアには「フローラルウォーター」タイプが一押しだ。アロマテラピーに使われる
    エッセンシャルオイルの副産物で、カモミールウォーターと呼ばれている。
    水溶性のためべたつかず、アフターシェーブローションや化粧水としても使用可能。
    ほんのりとリンゴに似た甘い香りは、リラックスや眠りを誘うと言われている。

    本格的な冬が来る前に、肌の調子を整えておこう。

  • ◆ライター◆

    桜川とも

    2002年よりアロマセラピストとしての活動をスタート。
    痩身エステティシャン、ホテルスパマネージャーの後、商業施設内アロマ体験ショップ・介護アロマセミナー&レク等の企画・実施を経て、現在、生活の木ハーバルライフカレッジ講師、エステ運営コンサルタントとして活躍中。
    ・ブログ http://ameblo.jp/healing-wood

    <参考>
    小西さやか著(2013)『コスメの教科書』主婦の友社.
    井上重治著(2009)『サイエンスの目で見る―ハーブウォーターの世界』フレグランスジャーナル社.
    朝田康夫監修(2013)『美容の医学 美容皮膚科学辞典』中央書院.